トリビア
市販のホームカラーは美容室のヘアカラーより傷むの?
「市販のホームカラーは美容室で染めるより傷む」は本当でしょうか。
結論から申しますと何度か繰り返すと、ホームカラーは、ちゃんとした施術をする美容室で染めるより傷みます。
その理由を説明するためにヘアカラーの基礎的なことからお話しします。
ヘアカラーには主に以下の種類があります。
・髪の内部を染めるヘアカラー(1・2液式のヘアカラー)
・髪の外につくヘアカラー(マニキュア)
マニキュアは基本的に髪は傷みません。
なので、今回は髪の内部を染めるヘアカラーについてお話しします。
黒髪に色を入れても色は見えません。
黒い紙に青のマジックで色を塗っても青は見えず黒のままと一緒です。
黒髪にヘアカラーで色を出すには人間の持つもともとの髪の色(メラニン色素)を、まずある程度抜く必要があります。
どのくらい色を抜くかは、カラー剤のレベル(希望の明るさ)によって違います。
明るく仕上げるカラー程、色(メラニン色素)を沢山抜きます。
暗く仕上げるカラー程、あまり色を抜きません。
明るく色を抜くほど髪へのダメージが強いです。
1液2液式のヘアカラーは、色をある程度抜きながら髪の中で色が発色します。
この発色すること自体には髪へのダメージはさほどありません。
1液2液式の髪の中を染めるヘアカラーには更に2種類の染め方があります。
1、黒髪のメラニン色素を抜きながら髪の中で色を発色させる染め方。
まず色をある程度抜いて、まだ残っている色(もともと持っている色)と発色する色をあわせて希望の色をだします。
2、既に色が抜けている髪の中で色を発色させるだけの染め方。
日数が経って色が抜けている髪(既染毛で退色した髪)に染める時はそれ以上明るくする必要はありません。
色を足して発色させるだけで、もとの色とあわせて希望の色にできます。
その場合は1液や2液の薬剤を調節(色合わせチョイス)して使用することで傷めることは抑えながら染められます。
前者を【染め方A】
後者を【染め方B】とします。
新しく生えてくる部分(新生毛)は黒髪ですから1度色を抜かないと希望の色は見えません。
2回目以降にヘアカラーを染める場合は、根元の新生毛には【染め方A】を施術します。
退色して明るくなってきた既染部には【染め方B】を施術します。
美容室では【染め方B】と【染め方A】をお客様に応じて使い分けることで2回目以降のカラーによるダメージを抑え、 なるべく傷めないよに施術できるのです。
ホームカラーはどうでしょうか。
自分の手で新生部と既染部を塗り分けるのはまず無理でしょう。
場所による塗り分けはおこなわず、毎回、【染め方A】の全体染めをすることになります。
毎回、同じダメージの市販のカラー剤で全体を べた塗り することになります。
回を重ねると毛先に行くほど【染め方A】の回数が多くなるのです。
新たに生えてきた根元だけを【染め方A】それ以外は極力【染め方B】をする美容院のカラー。
毎回全体を【染め方A】をするホームカラー。
ホームカラーは染めた回数が多いほど美容院より傷んでいくのはこのためです。
美容院ではそのお客様のカラーやその他の施術の経緯を理解しながら施術をおこないます。
何をしたら傷んでしまうかを気にしながら施術します。
もっとも、美容室の経営方針や担当者のスキルによるところが大きいですけど。
お客様のこれまでの施術の経緯をを考えず、毛髪診断もあまりせず施術に入る人(お店)もあります。
そして既染部と新生部を塗り分けせずに明るくなる薬剤(染め方A)でべた塗りし、どんどん傷める施術をしてしまう美容室もあるのが現実です。
結論から申しますと何度か繰り返すと、ホームカラーは、ちゃんとした施術をする美容室で染めるより傷みます。
その理由を説明するためにヘアカラーの基礎的なことからお話しします。
ヘアカラーには主に以下の種類があります。
・髪の内部を染めるヘアカラー(1・2液式のヘアカラー)
・髪の外につくヘアカラー(マニキュア)
マニキュアは基本的に髪は傷みません。
なので、今回は髪の内部を染めるヘアカラーについてお話しします。
黒髪に色を入れても色は見えません。
黒い紙に青のマジックで色を塗っても青は見えず黒のままと一緒です。
黒髪にヘアカラーで色を出すには人間の持つもともとの髪の色(メラニン色素)を、まずある程度抜く必要があります。
どのくらい色を抜くかは、カラー剤のレベル(希望の明るさ)によって違います。
明るく仕上げるカラー程、色(メラニン色素)を沢山抜きます。
暗く仕上げるカラー程、あまり色を抜きません。
明るく色を抜くほど髪へのダメージが強いです。
1液2液式のヘアカラーは、色をある程度抜きながら髪の中で色が発色します。
この発色すること自体には髪へのダメージはさほどありません。
1液2液式の髪の中を染めるヘアカラーには更に2種類の染め方があります。
1、黒髪のメラニン色素を抜きながら髪の中で色を発色させる染め方。
まず色をある程度抜いて、まだ残っている色(もともと持っている色)と発色する色をあわせて希望の色をだします。
2、既に色が抜けている髪の中で色を発色させるだけの染め方。
日数が経って色が抜けている髪(既染毛で退色した髪)に染める時はそれ以上明るくする必要はありません。
色を足して発色させるだけで、もとの色とあわせて希望の色にできます。
その場合は1液や2液の薬剤を調節(色合わせチョイス)して使用することで傷めることは抑えながら染められます。
前者を【染め方A】
後者を【染め方B】とします。
新しく生えてくる部分(新生毛)は黒髪ですから1度色を抜かないと希望の色は見えません。
2回目以降にヘアカラーを染める場合は、根元の新生毛には【染め方A】を施術します。
退色して明るくなってきた既染部には【染め方B】を施術します。
美容室では【染め方B】と【染め方A】をお客様に応じて使い分けることで2回目以降のカラーによるダメージを抑え、 なるべく傷めないよに施術できるのです。
ホームカラーはどうでしょうか。
自分の手で新生部と既染部を塗り分けるのはまず無理でしょう。
場所による塗り分けはおこなわず、毎回、【染め方A】の全体染めをすることになります。
毎回、同じダメージの市販のカラー剤で全体を べた塗り することになります。
回を重ねると毛先に行くほど【染め方A】の回数が多くなるのです。
新たに生えてきた根元だけを【染め方A】それ以外は極力【染め方B】をする美容院のカラー。
毎回全体を【染め方A】をするホームカラー。
ホームカラーは染めた回数が多いほど美容院より傷んでいくのはこのためです。
美容院ではそのお客様のカラーやその他の施術の経緯を理解しながら施術をおこないます。
何をしたら傷んでしまうかを気にしながら施術します。
もっとも、美容室の経営方針や担当者のスキルによるところが大きいですけど。
お客様のこれまでの施術の経緯をを考えず、毛髪診断もあまりせず施術に入る人(お店)もあります。
そして既染部と新生部を塗り分けせずに明るくなる薬剤(染め方A)でべた塗りし、どんどん傷める施術をしてしまう美容室もあるのが現実です。